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掛け捨て型保険について | 保険カフェテリア

掛け捨て型保険について

 

記事のポイント
  • 毎月の保険料は掛け捨てになるが、保険料が安いメリットがある
  • 保険料を払い込む期間も縛りがないため、保険の見直しもしやすい
  • 払い込んだ分の保険は基本的に戻ってこないため、病気やケガをしなかった場合は無駄になったと感じるかもしれません

目次

掛け捨て型保険とは

掛け捨て型保険とは、一定期間の保障を必要とする場合に活用します。

保険の払込期間を一定期間に設定し、その期間だけ保障を得ることができます。
しかし、支払った保険料は満期や解約時には一切戻ってきません。

掛け捨てとは、掛け金(払い込んだ保険料)を捨てる(戻ってこない)という意味です。

一定期間の保障のために毎月の保険料を掛け捨てるため、大きな保障を割安な保険料で持つことができます。

貯蓄型保険とは

掛け捨て型保険の種類

掛け捨て保険には4つの種類があります。

定期保険

特徴

  • ある一定の期間を保険期間とし、その期間中に亡くなるあるいは所定の高度障害状態になった場合に死亡保険金が支払われる
  • 保険期間は年数(10年、20年)で決める「年満了」タイプと年齢(60歳満期、70歳満期)で決める「歳満了」タイプが設けられている

「年満了」タイプの保険には「更新型」と呼ばれる、保険期間満了時に更新の手続きが可能な定期保険があります。
しかし、「更新型」を同じ保障額で更新する場合、更新するごとに支払う保険料が高くなります。

保険料の計算は更新時点での年齢と保険料率で再計算されるため、年齢が上がるごとに保険料も高くなっていくのです。

一方で、「歳満了」タイプの定期保険は保険期間満了時点で契約が終了するため、「全期型」とも呼ばれています。

注意点

定期保険の場合、保険期間の満了時には満期保険金が受け取れません。
また、保険解約時にも解約返戻金が無しあるいは少額です。

そのため、貯蓄型保険とは違い毎月の保険料が掛け捨てになります。

収入保障保険

特徴

  • 被保険者が「亡くなる」あるいは「高度障害状態」に”なってから”、保険期間の終了時までに毎月一定の保険金を受け取ることができる
  • 受け取る頻度は1年単位でも可能

被保険者が亡くなったり、高度障害状態になり働けなくなったりすることで収入が見込めなくなった時のため、被保険者の収入を「保障する」保険です。

注意点

被保険者が亡くなったり、高度障害状態になったりした場合に、定期的に保険金を受け取るのではなく、「一括で」受け取ることも可能ですが、その総額は定期的に受け取る金額よりも少なくなるので注意が必要です。

毎月受け取る保険金は決まっているため、満期までの期間が短くなればなるほど、受け取ることができる保険金は少なくなります。

医療保険

特徴

  • 病気やケガによる手術や入院で発生する費用が保障の対象となる
  • 入院給付金と手術給付金が保障としてもらえる
  • 商品によっては三大疾病、生活習慣病、がん、先進医療*などの保障が受けられる
  • 医療保険には保障期間が決まっているもの(定期型)と一生涯保証されるもの(終身型)がある

*先進医療の概要について(厚生労働省HPより引用)

注意点

基本的には支払う保険料は「掛け捨て」となります。

一部の商品では、ある一定の条件を満たすと保険金が支払われるものもあります。

がん保険

特徴

  • 保障対象をがんに特化した保険
  • 医療保険と同様に定期型と終身型が存在する

注意点

基本的には支払う保険料は「掛け捨て」で、一部の商品ではある一定の条件を満たすと、保険金が支払われるものもあります。

掛け捨て型保険のメリット

毎月の保険料は掛け捨てとなりますが、掛け捨て型保険の仕組みによって得られるメリットがあります。

毎月の支払う保険料が安い

掛け捨て型保険の場合、貯蓄型保険に比べて保険料が安くなります。
(保険金の金額、年齢、性別、支払い方法などの条件を揃えて比較した場合)

貯蓄型保険の場合、保障部分の保険金に加え、満期や解約時に被保険者に払い戻すお金を上乗せしているため、毎月の保険料が割高となります。
一方で、掛け捨て型保険の場合は、払い戻すお金が上乗せされていないため、その分の支払う保険料が安くなります。

高額な保障を用意しておきたい場合でも、掛け捨て型の保険であれば保険料の負担を抑えながら大きな保障を持つことができるので、家計に不安を抱えている方でも安心できます。

保険の見直しをしやすい

掛け捨て型保険の場合、そもそも解約返戻金や満期保険金が戻ってこないあるいは金額が減るなどのリスクがありません。

そのため、新たに条件の良い保険に乗り換えることも容易になります。

将来的な見直しを前提としている、あるいは一時的な健康状態の不安から加入するといった目的に応じて保険の見直しをしやすいのが掛け捨て型保険のメリットと言えます。

掛け捨て型保険のデメリット

「掛け捨て」であること

これまでで説明したとおり、毎月の支払う保険料が掛け捨てであるため、満期保険金や解約返戻金などが受け取れないあるいはごく少額になります。

また、言ってしまえば病気やケガをしないと保険料が無駄になってしまうので、掛け捨ての医療保険は無駄に感じると思う方も少なくはありません。

保障が一定期間である商品が多い

掛け捨てタイプの死亡保険は、保障期間が決まっているものが多いです。

一生涯の保障とはならないため、これをデメリットと感じる人もいるでしょう。
しかし、掛け捨て型ではあるものの、終身型の医療保険やがん保険も中には存在します。

掛け捨て型保険の選び方

ずばり「保障内容」を重視して選びましょう。

掛け捨て型の保険は最近できたものではなく昔からある保険なので、各保険会社から様々な種類の商品が出されています。
そのため、商品数も非常に多いのが特徴です。

医療保険であれば、通院保障、三大疾病や生活習慣病、がん、女性特有の疾病(子宮がんや乳がん等)や先進医療などの保障が受けられるものがあります。

毎月の保険料を抑えながら大きな保障を持つことができるのが掛け捨て型の保険のメリットであるため、これから加入を検討している方は豊富なバリエーションのある商品の中から「必要な保障内容」を重視して判断しましょう。

掛け捨て型保険に向いている人

掛け捨て型保険加入は以下のような人が向いています。

  • できれば毎月の保険料負担を抑えたい
  • 仕事環境や医療事情の変化に対応できるようスポットで医療保険へ加入しておきたい
  • 高額な保障が必要な病気やケガに対して不安がある

小さなお子さんのために大きな保障は持っていたい、でも保険料は抑えたいという方に向いているのが掛け捨て型保険です。

また、一時的に現場で仕事をする方で、万が一の事故などに備えたい場合にもこの保険は有効です。

まとめ

今日は掛け捨て型保険についてお話しました。

貯蓄型保険とよく比較される商品ですが、掛け捨て型にもメリットはあります。

豊富な種類の保険商品の中から、ご自身の生活環境や人生設計に合った保障内容で、なるべく保険料負担の少ない商品を選ぶことをおすすめします。

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